「推薦のことば」
カイロプラクティックが米国から日本に伝来して既に一世紀余りが経過し、今や補完代替医療の中核を担う手技療法として定着してきました。
しかし一方で、質の高い施術者(国際レベルのカイロプラクター)と、十分な教育を欠いた施術者とが混在する“玉石混交”の状況にあることは否定できません。
「安全・安心」は、人々の健康に直結するカイロプラクティックの最重要課題です。この「安全・安心」を保証するために不可欠な要素とは、十分な学修歴、不断の向学心、豊富な臨床経験、確固たる哲学、そして何よりも、患者様に真摯に向き合う誠実な人柄です。
私は若松靖幸先生の卓越したカイロプラクティック技術と高い信頼性について、心から推薦の意を表したく、自らの意思に基づきこの文を書かせていただきます。
若松先生は、私が責任者を務めておりました豪州ビクトリア州立RMIT大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校において、国際基準に則った5年間(4300時間)の学修課程を修了され、2001年に応用理学士およびカイロプラクティック理学士の学位を取得されました。
その学修内容は、カイロプラクティックの安全かつ効果的な施術に必要な講義・実習をはじめ、人体の機能と疾患に関する医学的知識についても深く修得され、特に解剖学においてはRMIT大学メルボルン本校にて4週間にわたる集中的な実習を修了されました。
そして卒業後約25年、たゆまぬ向上心によって研鑽を積まれ、現在では頸部・背部・腰部などの典型的なカイロプラクティック適応症状のみならず、現代医学において対応困難とされるアレルギー疾患のケアやスポーツアスリートのパフォーマンス向上といった領域にも積極的に取り組まれています。
高い専門知識、卓越した技術、揺るぎない哲学、そして誠実な人間性を兼ね備えた若松靖幸先生は、人々の健康回復、維持、増進に寄与される「安心安全」かつ有能なカイロプラクターであることを確信し、謹んで推薦させていただきます。
令和七年 盛夏
神奈川歯科大学大学院
統合医療学講座
特任教授 村上佳弘
神奈川歯科大学教員紹介のページはこちら
https://graduate.kdu.ac.jp/togoiryo/teachers/detail.html?id=1_3